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現場ブログ
滋賀県大津市M様邸の屋根補修工事、漆喰工事雨樋交換を行いました

こんにちわ！街の屋根やさん滋賀大津店です！

前回瓦点検を行った滋賀県大津市M様邸の工事を行います。

前回の記事はこちら

屋根補修工事を行います。
今回行う工事内容
・屋根漆喰の詰め直し

・瓦の差し替え

・ラバーロック工法

・雨樋交換

工事の様子を紹介していきます。

挨拶回り
近隣への挨拶回りを1週間前に済ませ工事を行っていきます。
※どんな工事でも騒音、業者の出入りがある為、滋賀大津店では必ず実施しています。

足場の架設

今回の工事で屋根の補修、
雨樋の交換があるので足場を架設します。

※高所作業は安全第一

足場の架設には約半日もかからず完成します。

棟瓦の差し替え (部分補修)

無くなった棟瓦を差し替える前に、

土台となる土(葺き土)を整えていきます。

※近年では台風などの自然災害での屋根被害が発生しています。
特に棟瓦は屋根の頂上に位置している為もろに台風の影響を受けてしまいます。
特に古い瓦屋根の場合、留め具の釘が短く瓦が飛ぶ被害も増えています。

瓦の差し替え後

棟瓦を差し替えが完了しました。

瓦が欠損すると屋根内部に雨水の浸透してしまいます。

漆喰の詰め直し

既存の劣化した漆喰を取りのぞいていきます。

漆喰が経年劣化すると、左の写真の様に剥がれてたりします。

漆喰の劣化症状

・ひび割れ　・剥がれ　・黒ずみ

という症状があるのですが、ひび割れなどは屋根の頂上にある為確認しにくいと思います。

しかし漆喰の白い色が変色し、黒くなってしまっている場合は、
漆喰が雨水を吸って劣化している症状です。
1度屋根を見て黒くなってきていると点検のタイミングです。

漆喰の耐用年数は約20年と言われています。
そのタイミングで点検も視野に入れておいてください

漆喰詰め直し後

既存の漆喰を取り除き、葺き土を整地して
漆喰を詰めていきます。

漆喰は、棟瓦と瓦の間の隙間を埋めていきますが、
隙間が生まれても、塗りすぎてもいけない箇所です。

漆喰が雨水に当たらない様にのし瓦の少し奥に詰めていきます。

漆喰のダメな例

こちらは以前屋根調査を行った現場の写真です。

漆喰の詰めている量が多く雨漏れが発生していました。

※多く漆喰を塗ってしまうと、雨水に当たってしまい漆喰に吸収された雨水は逃げ場所が無く内部の葺き土を湿らせ、屋根の下地を傷めてしまいます。

最悪雨漏れしてしまいます。

ラバーロック工法

瓦の差し替え、漆喰の詰め直しが完了しラバーロック工法を行います。

ズレた瓦を元々の位置に戻し、コーキング剤で固定させます。

雨漏り対策では無く、瓦のズレ対策です。

※ラバーロック工法でも悪い例があります。

ラバーロック工法悪い例

ラバーロック工法では、
端の部分をコーキングで打つ方法と、L字で打つ方法がありますが、
四隅をすべて打ってしまうといけません。

※よく昔に悪徳業者が四隅を塞いで雨水の侵入を防ぐという説明がありました

実際は、4隅全て埋めてしまうと隙間から雨水が入った際に、
通常は、瓦の隙間から蒸発するのですが、埋めてしまった事で
屋根内部に湿気として残り、下地材の腐食に繋がってしまい最悪雨漏りします。

その為、ラバーロック工法を行う際は気をつけてください。

雨漏り対策ではなく、瓦ズレ対策です。

雨樋交換

・集水器の砂など(ゴミ)の詰まり

今回は特例ですが、土のう袋の砂が屋根から流れ雨樋に溜まっていました。
その為重さによる雨樋の変形、詰まりにより雨水が溢れていました。
雨樋と雨樋専用金具の取り換えを行い、正常な排水が出来る様になりました。

※雨樋は外にある為様々な理由で詰まってしまいます。

・落ち葉　・砂ぼこり　・鳥のフンや巣　・コケの菌

など様々な理由で雨樋にゴミが溜まってしまいます。

雨樋が詰まっていると、雨水が溜まり溢れます。
※排水口やトイレと同じです。詰まると溢れますよね？

雨樋の掃除目安は
立地によりますが、1年に1度行うと解消されます。