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現場ブログ
滋賀県大津市富士見台で劣化したスレート屋根　屋根カバー工法を行いました

こんにちは!街の屋根やさん滋賀大津店です！

今回滋賀県大津市で屋根点検を行ったお住いで屋根のカバー工法を行います。
前回の現場調査の様子はこちらをご覧ください。

以前の台風の影響でスレート屋根が飛ばされご依頼を頂きました。
それでは屋根カバー工法の施工工程をお伝えいたします。

施工工程を知っているだけでも、施工不良は防ぐことが可能です。
しっかり理解していきましょう！！

屋根カバー工法　足場架設

屋根のカバー工法や屋根の葺き替え、屋根工事を行う際は必ず足場を架設致します。

よく屋根工事で足場無しで出来ないかと質問されます。

屋根工事は高所作業な為、職人さんの安全確保の為に高所2ｍ以上の高所作業では足場が必要になります。
※2ｍ以上の高所作業では足場架設が法律で決められています。屋根の勾配によっては例外もあります。

屋根の下地処理

屋根のカバー工法と屋根の葺き替え工事との違いはここにあります。なぜカバー工法の方が安価になるのか。

屋根のカバー工法では、既存のスレート屋根を残しその上から新たに屋根材を設置する為廃材が、屋根の1番上にある棟板金、劣化した貫板(ぬきいた)の廃材費のみとなります。

軒先に雪止めがある場合は撤去していきます。

一方屋根の葺き替えでは既存の屋根材を新しくする為、既存の屋根材の廃材費がかかってくる訳です。
※葺き替えは屋根自体新しくする為お住いによっては葺き替えの方が良い場合もあります。

新規屋根材荷揚げ

既存の屋根材の下地処理が完了後、屋根カバー工法で使用する部材を屋根材荷揚げ機を使用し部材の運搬を行います。

高所の作業を行う職人さんの味方のこの荷揚げ機。
軽い素材のガルバリウム鋼板の屋根材から、重たい瓦も作業場まで持ってきてくれる優れものです。

防水シート(ルーフィングシート) 設置

屋根のカバー工法や屋根の葺き替えでも同様、屋根の軒先から棟の方へ防水シート(ルーフィングシート)を設置していきます。

防水シートは最終雨漏りを防ぐ大切な部材となります。

※屋根のカバー工法での目的のひとつ、防水シートを新しく設置するという事といえます。正しく設置し雨漏りの心配を無くしましょう。

またスレート屋根(コロニアル)で屋根材の素材がアスベストを使用している屋根材が存在します。
このコロニアルの屋根の製造時期が2000年以前と2000年以降のお住いが目安です。

気になる方はお気軽にご相談ください。

板金の取り付け

屋根の外周(軒先、ケラバ)に板金を取り付けていきます。

屋根と板金は同じメーカーのものを使用します。
メーカー品を使用する理由は屋根の破損(屋根材の剥がれ)に繋がったりしますので、屋根材と板金の部材は同じメーカーかどうか確認しておきましょう。

新規屋根材設置

板金を設置後胴縁(どうぶち)を設置し新規屋根材を張り付けていきます。

今回使用するのが、アイジー工業のスーパーガルテクトを使用しています。

金属性の屋根で、従来製の金属屋根を改良させ耐久性を向上させた屋根材です。

屋根材には断熱材がある為断熱効果があるのですが、屋根のカバー工法を行う事で

既存の屋根材を新規屋根材で屋根をカバーする為、屋根材が2重になる為断熱効果も向上します

棟板金の設置

屋根材を設置が完了したら屋根の頂点の棟板金を仕上げていきます。

棟板金を設置するにあたり、新しい貫板を仕込んでいきます。
棟板金の固定する為に大切な部材となります。

また雨漏りしやすい箇所、屋根材の隙間にコーキングをし、雨仕舞をしていきます。

屋根カバー工法施工完了

屋根の最終確認をスタッフが行い清掃し施工完了となります。

最後に施主様に施工工程毎の屋根カバー工法の施工写真をお渡しし工事完了となります。

ただカバー工法は被せるだけと思われている場合がありますが、施工の手順など間違うと意味が無くなってしまいます。
またスレート屋根しか施工出来ない点や、屋根下地の劣化。

１度点検を行い屋根カバー工法の施工は可能かどうかは、業者に見てもらいましょう！！