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現場ブログ
滋賀県草津市笠山で瓦が落ちてきて心配で瓦屋根点検で屋根修繕工事依頼を頂きました

こんにちは！街の屋根やさん滋賀大津店です！

滋賀県草津市笠山で屋根の瓦が落ちてきて心配だから一度見てほしいとのお問い合わせを頂きました

屋根の瓦がどのような劣化で飛散しやすくなるのか？
屋根の劣化ではどのような症状があるのかを現場調査の内容と共にお伝えしていきます。

瓦屋根点検　現場詳細

滋賀県草津市笠山　N様邸

築年数　37年

お問い合わせ内容

瓦が落ちてきて困っているので屋根の現状を調査してほしい。
内装工事をしたばっかりであまり費用は掛けたくないのですが、お見積りを頂けますか？

リフォーム工事だけではなく、機械機材なども同時に不具合が出たりするものですよね。

しかもリフォームはかなりの金額の差がありますし、調査を行い補修工事を提案させていただきました。

屋根の不具合は様々な部分で影響が出てきますのでご注意を！

瓦屋根点検　瓦屋根の劣化箇所

瓦屋根の劣化の状態がこのようになっていました。

屋根自体普段こんなに近くで見ることはないと思いますが、
瓦屋根の劣化を確認する際はこの白色の漆喰の変色を下から見てもらえたらいいと思います。
元々真っ白な漆喰ですので黒っぽくなっていると経年劣化が進んでいる症状です。

また熨斗(のし)瓦が欠損しており、この箇所の瓦が落下してきていたのでしょう。

ではなぜ漆喰(しっくい)と瓦がズレやすくなっていく原因は皆様ご存知でしょうか？

瓦屋根点検　漆喰の役割とは？

瓦屋根の頂点(棟瓦)と瓦の下にはどうしても隙間が生まれてしまいます。隙間をそのままにしていると屋根内部に雨水や風が入りやすい為(雨水の侵入を阻止)、漆喰(しっくい)があります。

また漆喰には隙間を埋める役割と瓦を固定する(ズレなくする)という役割もあります。

以前の瓦屋根は屋根下地(葺き土)(現在は桟木さんぎ)と漆喰で瓦を固定しズレない、飛ばされないように施されています。

屋根の各名称や構造を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

瓦屋根点検　瓦屋根の漆喰の劣化の原因と影響とは？

長年の紫外線や直射日光、雨風の影響で劣化し始めます。耐用年数は約15年～20年と言われています。
漆喰自体に防水性が無い為通常棟瓦の隙間を埋める際は瓦の約3㎝程奥に詰めていきます。
雨風の影響を受けにくい箇所に設置はされていますが、台風や自然の雨の降り方は様々ですよね？
その為漆喰に雨水が触れ、年数が経つと漆喰の変色が始まります。

漆喰が変色すると漆喰に雨水が吸収されている為内部の土や木材に雨水が浸透するほか、
漆喰自体の耐久性も落ちてくるため　・ひび割れ　・剝離(剝がれ)が発生していきます。
※ひび割れや剝がれは地震等の影響で耐用年数よりも早めに発生することもあります。

ひび割れや剝がれが発生すると雨水が屋根下地に雨水が侵入するため
雨漏りの原因になります。

瓦屋根点検　瓦の割れ箇所

瓦の割れている箇所が数か所ありました。
瓦自体の耐用年数は約50年以上持つと言われている代物ですが、

・台風等の風が強い時に物が飛んできて割れた。
・TVアンテナが倒れた際に割れた。
・スレート屋根なら留め具のサビにより膨張し割れた等

理由は様々ありますが1度割れてしまうと元には戻りませんし、ひび割れは割れが広がりますし
割れた破片が飛ばされケガする等のトラブルも懸念されます。

また瓦の割れも雨漏りの原因です。