「台風のあと、屋根から水が落ちてくるような音がして…もしかして雨漏りしてる?」と不安なご様子で、F様よりご相談のお電話をいただきました。
築40年以上ということもあり、屋根全体の状態も気になるとのこと。今回は屋根修繕と費用、そして適切な見積もりについて、現場調査の様子を交えてご紹介します!
現場名:近江八幡市 F様邸
築年数:約40年
屋根の種類:和瓦(いぶし瓦)
お問合せのきっかけ:
「台風のあとに屋根瓦が割れて雨漏りが心配」とのお電話をいただき、調査に伺いました。
「屋根の調査ってどうやってするの?」とよく聞かれますが、基本的には目視と屋根上の確認を行います。
ただし今回は平屋のため、はしごを使って直接屋根に上がる調査が可能でした。
※3階建てや急な屋根の場合はドローンでの調査を行うこともありますよ!
実際に屋根に上がってみると…和瓦が3枚、はっきりと割れている状態でした。
「F様、これは台風で飛んできた瓦がぶつかって割れてしまったようですね」
「やっぱり!お隣さんの屋根の瓦が飛んで…その後から雨音が気になって…」
割れた部分から雨水が屋根内部へ侵入しており、室内天井にもシミが出始めているとのことでした。
瓦が割れてしまうと、ほんの小さな隙間からでも水が入り込んでしまうんです。
※この状態を放っておくと、天井裏の木材が腐ったり、カビが発生したりするリスクも…。
今回のように、台風時に隣の瓦が飛んできてぶつかるケースは意外と多いです。
瓦は硬くて丈夫な反面、一点に強い力が加わると割れてしまうんです。
しかも見た目には軽く見えても、屋根瓦は1枚で2~3kgあるので、風で飛んで当たればかなりの衝撃です。
さらに調査を進めると、釘まわりの瓦も浮いている箇所がありました。
「F様、これは昔の鉄釘が錆びて膨らんで、瓦を持ち上げてしまってますね」
築40年以上前の住宅では、鉄釘が主流でした。この釘は時間とともに錆びて膨張し、瓦を持ち上げてしまうんです。
今ではステンレス釘が使われるため、こうした心配は減りましたが、築30年以上の住宅では要注意です。
瓦の間に詰められている「漆喰(しっくい)」も、劣化して剥がれが見られました。
漆喰は、瓦を固定しつつ、雨水の侵入を防ぐ大切な部分です。
剥がれたり割れたりすると、雨水が侵入しやすくなり、屋根の構造自体が痛む原因になります。
目安として10~15年で劣化してくるため、定期的な点検が大切です!
F様邸では、「この機会に軽い屋根に替えたい」とのご希望もあり、
既存の和瓦を撤去 → 軽量瓦へ葺き替え(ふきかえ)工事を行うことになりました。
屋根を軽くすることで、地震時の揺れ対策にも効果的です。
「これでもう安心できます!もっと早くお願いすればよかった~」
屋根の雨漏りは「小さな割れ」や「釘の浮き」「漆喰の劣化」など、
一見すると見逃しがちな部分から始まってしまいます。
しかし、それを放っておくと屋根裏や壁の内部まで腐食して、修繕費用が高額になる恐れも!
点検は無料で行っていますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
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