こんにちは!街の屋根やさん滋賀大津店の田中 一成(たなか かずなり)です。
屋根の劣化は放っておくと雨漏りや耐震性の低下につながることもあります。
私たちは、屋根のプロとして正確な点検と最適な補修・リフォームをご提案しています。
自社施工・自社管理による一貫対応で、仕上がりにも自信があります。
滋賀県内で年間300件以上の施工実績があり、地域の皆さまから信頼をいただいております。
お住まいの不安は、どうぞ私たちに安心してお任せください!
「そろそろ屋根の劣化が気になってきて…」とご相談をいただきました。
築30年が経過しており、屋根材はスレート系のカラーベスト。
現場調査では、棟板金の浮きや釘の緩みなど、経年劣化の症状が見られました。
一般的な耐用年数はおよそ25〜30年程度。
ただし、塗装のメンテナンスや環境条件(紫外線・雨風・寒暖差など)によって寿命は大きく変わります。
新築から 10〜15年で塗装のメンテナンス が必要
20〜30年を過ぎると屋根材のひび割れや反り、コケの発生 が増える
そのまま放置すると 防水機能が低下し、雨漏りの原因 に
今回の大津市のお住まいでは、
・棟板金の捲れと釘浮き
・スレート表面の色あせ・コケの繁殖
・天井への雨染み
といった劣化症状が見られました。
屋根全体の状態を確認したところ、経年劣化が進んでおり、
棟板金補修・再塗装工事・カバー工法のいずれかを検討できる段階でした。
棟板金部分には浮きや釘の緩みが見られ、このまま放置すると風で飛散する危険性があります。
また、屋根材(カラーベスト)の表面塗膜も劣化しており、防水性能が低下している状態でした。
地域:滋賀県大津市
築年数:27年
屋根材:カラーベスト(スレート)
屋根は「棟違い屋根」と呼ばれる形状で、風を受けやすい構造です。
点検時には、棟板金の釘の浮きや緩み、接合部のシーリング切れが確認されました。
また、カラーベストの表面には色あせやコケ・黒ずみが広がっており、
防水塗装が完全に劣化している状態でした。
スレート屋根では、このように表面の塗膜が劣化すると防水性が失われ、
雨水が屋根材の内部や下地まで染み込みやすくなります。
今回は、天井に雨染みも見られたことから、
雨水の侵入経路は棟板金部や重なり目(屋根材の継ぎ目)からの可能性が高いと判断しました。
屋根の一番高い部分にあたる「棟(むね)」には、金属製の板金(棟板金)が取り付けられています。
この棟板金は、屋根材同士の継ぎ目を覆って雨水の侵入を防ぐ大切な役割を持っています。
点検時には、その棟板金が強風の影響で一部めくれ上がっている状態が確認されました。
棟板金を固定している釘が経年劣化で緩み、釘頭が浮いたり、釘穴のまわりがサビで腐食している箇所も見られました。
このように釘が緩むと、板金が風を受けてさらに動きやすくなり、
台風などの強風時には板金が飛散する危険性もあります。
また、釘穴や板金の隙間から雨水が入り込むと、
内部の貫板(ぬきいた:棟板金の下地木材)が濡れて腐食し、
やがて屋根内部の防水シートや下地まで傷めてしまう恐れがあります。
そのため、棟板金の浮きや釘の緩みは早急な補修・交換が必要な劣化症状といえます。
屋根全体が白っぽく褪せ、表面にはコケや黒ずみ、雨だれ汚れが広がっていました。
これは、長年の紫外線や風雨の影響で表面の塗膜が劣化し、防水機能が低下しているサインです。
さらに、屋根材を手で触ると白い粉が付着する“チョーキング現象”も確認されました。
チョーキングとは、塗装の表面が紫外線や熱によって分解され、
顔料が粉状になって浮き出てくる現象で、防水塗膜の寿命が尽きている証拠です。
この状態になると、雨水をはじく力がなくなり、屋根材が水分を吸い込みやすくなります。
その結果、内部の防水シートや下地木材が湿気を帯びて劣化し、
カビや腐食、さらには雨漏りの原因につながる可能性があります。
また、屋根表面のコケや藻は水分を含むため、乾燥しにくく、
屋根材の温度変化による膨張・収縮を繰り返すことでひび割れや反りを引き起こすケースもあります。
このような状態の屋根は、再塗装やカバー工法などの早めのメンテナンスが必要です。
屋根工事は高所作業であり、足場の設置や安全対策が必須です。
また、部分補修だけで済む場合もあれば、全体の劣化状況によりカバー工法や葺き替えを検討する必要があります。
無理に「全面リフォーム」を勧める業者には要注意!
当社では現場写真をもとに、必要な範囲だけを明確にご説明いたします。
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