今回は草津市のM様より
「台風の後に瓦が落ちてきたみたいで…雨も心配なので、ちょっと見に来てほしいんです」
というお問合せをいただき、さっそく現場調査へ伺いました!
現場名:草津市 M様邸
築年数:37年
屋根の種類:和瓦屋根(棟瓦・のし瓦仕様)
問合せのきっかけ:
台風後、屋根から瓦が落下。ブルーシートで応急処置しているが、雨漏りもあり不安になりご相談いただきました。
台風や地震で瓦屋根がどう劣化するのか?
応急処置の必要性と限界とは?
漆喰の役割と剥がれによるリスク
ドローン調査のメリット
火災保険を使った屋根工事の事例 など…
現場は2階建ての和瓦屋根でしたが、急勾配+瓦の崩れもあるため、安全面を考慮し、まずはドローンで屋根全体の状況を空撮しました。
「昔はこういう調査、足場を組んで登るしかなかったんですよ~」
「えぇっ!?それって大がかりですね…!」
最近ではドローンが活躍してくれるので、お客様も現場を一緒に確認しながら調査ができます。
調査スタートです!
ドローンで撮影した30m上空からの写真では、大屋根の棟が歪んで崩れている様子が確認できました。
「これは…思ってたより酷いかも…」
「そうですね。このままでは雨漏りだけでなく、瓦の落下で人に当たるリスクもあります」
まず気になったのは屋根の一番高い「棟(むね)」の崩れ。
「棟」は屋根のてっぺんを支える大事な部分。
ここが崩れると、屋根全体がバランスを崩し、雨水の侵入口にもなってしまいます。
しかも、下の葺き土(ふきつち)が流れ出しているのが確認できました。
これは昔の工法で、瓦を固定するために土を使っていた部分です。
土が流れると瓦が浮いたりズレたりしやすくなります。
漆喰(しっくい)は、瓦と瓦の間を接着・補強し、内部の葺き土を守る役目があります。
しかし、年数が経つと風雨や紫外線でひび割れたり剥がれたりしてしまいます。
「ここが剥がれるとどうなるんですか?」
「雨水がどんどん中に入って、土が流れて、瓦もズレて…最終的には雨漏りしちゃいます!」
漆喰の劣化は、目に見えない雨漏りリスクの始まりなんです。
すでに雨漏りが発生しており、ブルーシートで応急処置されていました。
「最近の雨で天井からポタポタ…これで一時しのぎしてたんです」
「この状態で雨が続くと、内部の木材が腐ったり、カビが出るかもしれませんね」
応急処置は一時的には有効ですが、あくまでも仮の対応。
本格的な修繕が必要な段階でした。
屋根に登って確認すると、砕けた瓦の破片や、穴が開いた瓦もありました。
「瓦が割れて穴が開いた部分からも雨が…?」
「はい、ここからも雨が入ってきます。瓦って1枚割れると、その周りの瓦もズレて domino のように崩れていくんです」
放っておくと、被害が拡大してしまう可能性があるんです。
今回の被害は台風による自然災害でしたので、
火災保険を活用して、屋根全体の葺き替え工事を進めることになりました。
※火災保険の申請には、災害を受けた際に写真で納めておくことをおすすめします。
今回のように、瓦屋根の劣化は外からは見えにくい部分で進行します。
特に台風後や地震後は、
「うちは大丈夫かな?」と感じた時点での点検がとても大切です!
「雨漏りがしてからでは遅いんですね…」
「はい。小さなヒビやズレが、雨を呼び込むきっかけになります。早めに点検すれば、修繕費用も抑えられますよ」
点検・お見積りは 無料
雨漏りや瓦落下の 応急処置にも即対応
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「うちも似たような状況かも…」と感じた方は、
お気軽にご相談くださいね!
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