栗東市の瓦屋根 漆喰補修 実例:現地調査から工事完了まで

きっかけは、いきなり自宅を訪ねてきた業者から「漆喰が危険な状態で、すぐに雨漏りする」と指摘されたことでした。急かすような口調で翌日の契約を迫られたため、不安が募ったそうです。インターネットで調べるうちに、漆喰の劣化=即雨漏りではないことを知り、正しい判断をしたいという思いで当店にご連絡いただきました。お話を伺いながら丁寧に現状をお伝えしたところ、安心した表情になり、信頼して工事をお任せいただくことになりました。
ビフォーアフター
こんにちは!街の屋根やさん滋賀大津店です!
栗東市にお住まいのお客様より、瓦屋根の漆喰補修についてご相談をいただきました。
近くで工事をしているという業者から突然声をかけられ、不安を煽られるように契約を迫られたとのことで、
冷静になってから「本当に大丈夫なのか」と心配になり、街の屋根やさんへお問い合わせいただいた流れです。
今回は現地調査から補修工事までの様子を、写真とともにわかりやすくご紹介いたします。
「漆喰は“見えにくい場所”だからこそ、状態を放置されがちです。しかし、漆喰の剥離は瓦のズレや雨漏りを招く“初期サイン”。
私は必ず、劣化の原因と必要な工事内容を“写真と根拠”でお伝えすることを大切にしています。
『なぜこの工事が必要なのか』をしっかりご理解いただいたうえで、安心して任せてもらえる施工をお約束します。」
当店では 屋根点検・補修・漆喰工事・瓦修繕 など、幅広い屋根工事に対応しています。
ドローン点検や写真付きの報告書で、初めての方でも安心いただける説明を心がけています。
「地元で安心して頼める屋根業者」をお探しの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最初の写真では、棟瓦の下部にある漆喰が黒ずみ、ところどころ欠けている状態が確認できました。長年の風雨により徐々に痩せてきた典型的な症状で、放置すれば瓦の固定力が弱まってしまいます。とはいえ、すぐに雨漏りへ直結する状況ではなく、早めのメンテナンスで十分対応できる段階でした。
別角度を見ると、棟瓦同士の接合部に小さな隙間が生じていました。ここから雨水が入り込むと土台部分を湿らせ、将来的なズレの原因となります。慎重に瓦を触ったところ、まだ大きなガタつきはなく、補修で改善できると判断しました。
下り棟では、古い漆喰が剥がれ、白い下地部分が露出している箇所がありました。
日当たりや風向きの影響で劣化が早まる場所でもあり、雨の流れを考慮したうえで適切な仕上げが必要です。
写真を見たお客様からも「思っていたより傷んでいる」と驚きの声がありました。
漆喰が剥離し、内部の土が見えてしまっている箇所もありました。湿った部分には苔が付着しており、長期間の水分滞留が推測できます。内部の土を整えて新しい漆喰を塗り直すことで、本来の防水性能を取り戻せる状態でした。
さらに別の箇所では、棟の土台が崩れ、細かな破片が散らばっていました。瓦自体はしっかり残っていましたが、このままでは固定力が低下してしまいます。補修の優先度が高い部分と判断し、丁寧な土台整形を行う必要がありました。
工事当日は、まず劣化している漆喰を慎重に取り除く作業からスタートしました。古い漆喰を残したまま塗り重ねると剥がれの原因となるため、丁寧な撤去が重要です。取り除いた後は、内部の土や瓦の表面をブラシで清掃し、新しい材料が密着しやすい状態に整えました。
棟瓦の下地部分では、崩れた土を補いながら形を整え、漆喰が均一に乗るよう下準備を行いました。職人が鏝を使い、細かな段差をならしながら進めていく姿は頼もしく、屋根上での繊細な作業には経験が必要です。お客様からも「こんなに丁寧にやってもらえるとは思わなかった」と嬉しい言葉をいただきました。
整えた下地の上から新しい漆喰を塗り込み、棟瓦の際に沿ってきれいに仕上げていきます。雨水が流れやすいよう角度や厚みに気を配り、見た目にも美しく収まるよう調整しました。白い漆喰が入ることで屋根全体の表情が明るくなり、施工後の変化がよくわかります。
下り棟でも同様に漆喰を新しく施工し、雨水の通り道を意識した仕上げを行いました。特に水が溜まりやすい箇所は、漆喰をなだらかに成形して排水性を高めています。直射日光の下、職人の手元の動きがよく見える場面で、確かな技術が感じられる工程でした。
最後に屋根全体を点検し、施工箇所にムラがないか、瓦のズレがないかをチェックしました。漆喰の白さが際立ち、屋根が新たに息を吹き返したような清々しい仕上がりです。晴天の中で見る屋根はとても印象的で、お客様も安心された様子でした。
今回の工事では、漆喰の劣化による棟瓦まわりの補修を行い、防水性と固定力をしっかり取り戻すことができました。
突然訪問してきた業者の言葉に不安を感じておられたお客様でしたが、工事後には「きちんと説明してもらえて本当に良かった」と笑顔でお話しくださいました。
屋根の状態は外から見えにくく、不安になりやすい部分だからこそ、正確な調査と誠実なご案内が大切だと改めて感じます。
同じようなお悩みをお持ちの方は、どうぞお気軽に街の屋根やさんへご相談ください。
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