ケラバって何?屋根の部位「ケラバ」の役割について!!
ケラバって何?屋根の部位「ケラバ」の役割について!!
屋根の工事やお見積り書の際に「ケラバ」っていう名前を見たり聞いたりしたことがありませんか?
「ケラバ」と言っても分からない方々もおられると思います。
今回は、そんな「ケラバ」についてお伝えさせて頂きます。
ケラバとは?
切妻屋根や方流れ屋根の先端から出っ端っている屋根の箇所をケラバと言います。
ケラバは屋根材などの名称ではなく、場所を示す名称となり、普段は屋根材や破風板、水切り板金などで覆われている箇所となります。
そして、そんなケラバにも担っている役割があります。
主な役割として・・・
・日当たりの調整
ケラバがあることにより、壁や窓に直射日光があたることにより夏場などは、二階などの室温が急上昇してしまいます。
ケラバがあることにより、夏場は日差しを遮り、冬場などは日射の角度が低いので日を取り入れ、季節による日当たりの調整をする役割を担っています。
・外壁の劣化防止
外壁は、雨や紫外線により劣化します。
ケラバがあることで、壁にあたる雨や紫外線を抑制して、外壁の劣化を緩和する役割があります。
・雨漏りの防止
ケラバの位置は、屋根の取り合い箇所が絡むため、雨漏れの原因になりやすい箇所となります。
ケラバでしっかりと雨仕舞することで、屋根の内側や構造物への雨水の侵入を防ぎ、雨漏れを防止します。
近年では、ケラバを出さない住宅も増えてきています。
ケラバが無いとすっきりとしたデザインで近代的な雰囲気とはなりますが、しかし、ケラバ廻りを雨仕舞しないと、雨漏れの原因や外壁の汚れや劣化へと繋がります。
ケラバは建築用語ですので、あまり聞かなかったり、また、初めて聞く方々もおられると思います。
ケラバの役割を理解して、お家のメンテナンスなどにお役に立てばと思います。
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