屋根瓦の「漆喰」の正しい施工方法のご紹介となります。
屋根瓦の「漆喰」の正しい施工方法のご紹介となります。
前回に、屋根の漆喰の役割についてお伝えさせて頂きましたが、今回は、前回の続きで「漆喰」の施工方法についてお伝えさせて頂きます。
屋根瓦の漆喰の施工方法として基本的に2種類に分けられます。
1、漆喰の詰め直し工事
漆喰の詰め直し工事は名前の通り、漆喰を詰め直していく工事となります。漆喰が剥がれたり、崩れたりなど劣化が軽傷な場合に行います。
手順としては・・・
・既存の漆喰の撤去及び瓦の調整
漆喰を新たに詰め直す準備として、既存の漆喰を撤去して、瓦などにズレがある場合は微調整を行います。
・漆喰の詰め直し
既存の漆喰を撤去後、新たに漆喰を詰め直していきます。
この際に注意して頂きたいのが、既存の漆喰を撤去せずに上から新たに漆喰を重ね塗りをしたり、また、新たに漆喰を詰め直す際に必要以上に詰め直すと逆に雨漏れの原因となります。
2、棟瓦の取り直し工事
棟瓦の取り直し工事は棟瓦を一旦取り外して、漆喰の詰め直し、取り外した棟瓦を再び設置していきます。
瓦がズレたり、漆喰が剥がれ落ちて大半が無くなってしまったりなど、重症な場合に行います。
・棟瓦を一旦撤去及び劣化した漆喰の撤去
既存の棟瓦を撤去及び解体後に清掃を行います。
・泥や漆喰で土台作り
泥と漆喰で土台を作り、棟瓦を戻していきます。
・丸瓦の設置
棟瓦を積み直していき、仕上げを行います。
・棟の銅線で固定
準備した銅線で棟瓦を固定していきます。
以上が屋根の「漆喰」の正しい施工の手順となります。
正しい知識の下で、施工を行うことで漆喰の本来担う役割が発揮されます。
また、屋根も含め様々なメンテナンスについてお伝えしていけたらと思います。
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