屋根にとって「漆喰」とはどのような役割を担っているのか?
屋根の
「漆喰」とはどのような役割を担っているのか?
瓦と瓦の間に充填されている白い粘土部分のことを漆喰といいます。
消石灰と砂を混ぜられてつくられたもので、昔より瓦屋根や日本建築物には欠かせない存在となっております。
「漆喰」は、瓦と瓦の隙間に埋められることで水が入ってこないよう防水性の向上、瓦の粘着として埋めて固定することで、瓦ズレや落下を防いだり、防水性や気密性を高める役割を担っています。
瓦屋根などには、必要不可欠です。
漆喰の寿命
瓦を陰ながら支えている漆喰ですが、漆喰も月日が経つにつれて劣化し本来持つ機能が果たせなくなってしまいます。
漆喰の寿命は一般的に20年前後といわれておりますが、10年前後で剝がれ始めるなどの症状が目立ちます。
以下のような症状が出始めたらメンテナンス時期となります。
・中の土が見えてきた。
・中の土が出てきた。
・崩れてきた。
・ひび割れがある。
詰め直しや塗り替えなどの適切なメンテナンスを行わなければ被害が広がり、大がかりな修繕工事が必要となってしまいます。
メンテナンスは症状が軽いうちに行うことが大切になってきます。
漆喰は風雨に晒され、自然災害の影響を直接受ける箇所となります。
傷んだまま放置すると、瓦を固定することが出来ないようになり、強風や地震の時に瓦が落下したり、また、瓦がズレることで雨漏れ被害に繋がり、お家の劣化を早めてしまいます。
普段は、皆様も漆喰まで目が行き届きにくいと思いますが、漆喰とは瓦屋根にとって重要な役割を担っていますので、屋根のメンテナンスをお考えの時は漆喰部分の状態もチェックすることをお勧めします。
次回は、漆喰の詰め直しなどの正しい施工方法などをお伝えしていけたらと思います。
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