屋根のカバー工法(重ね葺き)って何?カバー工法の特徴とは
屋根のカバー工法って何?カバー工法の特徴とは
近年では、多種多様な屋根材を使用されての工法があります。
ぞれぞれの屋根材や工法によって、特徴も異なります。
今回は、その中でもカバー工法についてご紹介させて頂きたいと思います。
カバー工法(重ね葺き)って何?特徴とは・・・
カバー工法とは、既存の屋根材の上から重ねて葺き替える工法です。
既存の屋根の解体撤去費用や廃材処理費用が掛からない為、比較的コストを抑えられ、近年では人気の工法の一つになります。
カバー工法のメリットとしては・・・
・廃材が出ないので解体撤去費用や廃材処理費用が節約出来る
・工期が他の工法に比べ短い
・生活に支障が出ない
・屋根の二重構造になることで雨音の軽減、断熱性の向上
カバー工法で使用される屋根材は?
カバー工法は、屋根材を重ねるので、重さが二倍になってきます。ですので、軽い屋根材を使う必要があり、近年、主流となっているのがガルバリウム鋼板となっております。
カバー工法では、このガルバリウム鋼板の軽さが最大限活化されます。
また、近年ではス-パ-ガルベストという次世代の屋根材も出てきています。
高耐久性、軽量性、断熱性、遮音性、耐震性、防火性等、ガルバリウム鋼板と同じ軽量で、様々な特性が加えられた屋根材です。
カバー工法はどんな屋根材にも対応出来るのか?
瓦屋根、ストレ-ト屋根、コロニアル屋根、トタン屋根等、様々な屋根材に対応出来るようになっています。
屋根材に対応出来ますが、屋根自体の形状によってはカバー工法が向かない場合もありますので、そういう場合は注意が必要ですので、まず、現場調査することをお勧めします。
カバー工法と葺き替えの違いとは?
カバー工法と葺き替えが同じ屋根工事と思われがちですが、根本的の屋根の施工用途が違います。
カバー工法と葺き替えの違いは・・・
まず、葺き替えの場合・・・
状況として、屋根材の劣化や腐食が進んで、屋根材自体を変えないといけません。
工期としては、7日前後になります。
工事内容は、既存の屋根材を全てばらして、新しい屋根材を葺き替えます。
効果としては、新しい屋根材の効果が得られます。
メンテナンス時期としては、10年前後となります。
カバー工法の場合・・・
状況として、屋根材自体はまだ綺麗で、今後のメンテナンス費用を抑えたい場合です。
工期としては、5日前後になります。
工事内容は、現在の屋根材の上から重ねて、新しい屋根材を葺きます。
効果としては、屋根材が二重構造になることで、断熱性や防水性等を向上です。
メンテナンス時期は、20年前後が目安になります。
このように、カバー工法(重ね葺き)と葺き替えでは、用途や効果、特徴も様々な違いがあり、今後のメンテナンス費用等も変わってきます。
また、メンテナンスのお考えになる場合は、メンテナンス方法の違いは勿論、メンテナンス費用の違いも大きいと思いますので、カバー工法・葺き替えにした場合のシュミレ-ションをしながらメンテナンスをお考えして頂けたらと思います。
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