守山市の急勾配のスレート屋根点検｜屋根勾配6尺以上の場合は屋根足場が必要です！
この記事で伝えたいこと
屋根の勾配、急勾配と緩勾配の見分け方、
急勾配の屋根足場の必要性、スレート屋根の劣化状況と最適な補修方法について解説していきます。
屋根の雨漏りリスクも気になると思います。
それでは実際の現場で私たちが見て伝えてる事を書いていきます。
・滋賀県守山市
・築年数 30年
・２階建て
【お問合せ内容】
スレート屋根の老朽化で現場調査
屋根の勾配とは、屋根の傾きになり写真の線の所が勾配です。
勾配の単位で話すと寸(すん)となり、長さで1寸は約3㎝
立上がり(高さ)と水平の三角形を想像してみてください。
昔ながらの基準で、尺貫法と呼ぶ基準があり、
1尺＝10/33メートル 1寸＝1/33メートルと定められてるんです。
(1尺＝10寸という事です)
専門的で難しいですね（;´д｀）
簡単に言うと、坂道です。
一般的には、3寸～5寸勾配が基準です。
屋根材には、形状や種類によって必要低勾配があります。
3～4寸勾配あれば、様々な種類の屋根材の選択肢が増えます。
また防水紙(ルーフィングシート)にも基準があるのです(^^)/
また勾配によって、水はけや施工費などのコストが変わってくるのです。
3寸勾配よりも低い場合は、雨水の流れが緩やかで滞留しやすく、
屋根材が劣化しやすく雨漏りリスクが高くなるのです。
勾配の種類として、
・緩勾配(かんこうばい) ・並勾配(なみこうばい) ・急勾配(きゅうこうばい)
があります。
【メリット】
台風などの風災の影響を受けにくい。
屋根面積がほかに比べて少ない。
落雪の被害が少ない。
【デメリット】
水はけが悪く、雨水が滞留し雨漏りに繋がる
流れが緩やかな為、汚れが溜まる、コケなど繁殖しやすい
施工できない屋根材がある
屋根の面積が狭く、屋根足場も不要。
その為コストが抑えれるが、雨漏りリスクも高い、
施工が、金属屋根の縦葺きでの施工しかできないので、
基準勾配が3寸勾配以上が基準となっているんですね。
【メリット】
屋根材の種類の制限がない
雨漏りしにくい
【デメリット】
無し
基準の勾配の為、メンテナンスもしやすく、雨漏りのリスクが少ない。
正しい時期に屋根のメンテナンスを行うことで長持ちします。
急勾配 6～寸勾配
【メリット】
雨水が流れやすく汚れやコケなどの菌が流れやすい
積雪しにくい
小屋裏スペースが広くとれる
【デメリット】
他に比べて施工面積が大きくなる
施工、メンテナンスでの屋根足場が必須
台風などの風災の影響を受けやすい
屋根足場が必要だったり、屋根に登れない場合があります。
急勾配の屋根では、塗料や屋根材を運ぶ際に危険な為
屋根足場が必要になります。
また海沿いなどの場合は、海風やビル風が強い場所では必要な場合があります。
綺麗に仕上げる為、職人の安全性を考えると必要ですが、
通常の足場よりも広がる為費用も掛かってしまいます。
10年～15年で2度目の屋根塗装での、メンテナンスを行いお手入れするのが理想とされています。
屋根の元々の塗装の劣化が始まり、雨水を弾かなくなりやがて雨漏り被害への拡大に繋がります。
雨水を弾く役割として認識できると思いますが、セメント製の屋根材は水分を含むと
雨水の浸透、乾燥を繰り返すことで、収縮と膨張を繰り返すことで屋根材が脆くなりひび割れやすい状態になるのです。
スレート屋根は上記にも解説したと通り、防水塗装で雨水を弾いております。
長い年月と、紫外線や強風、雪などの影響で塗装は劣化し色あせていきます。
色あせると雨水など吸収しやすくなり、乾燥と吸収を繰り返すことで屋根自体が脆くなり、
ひび割れやズレ、コケやカビの繁殖の原因や防水シートの劣化に繋がり
屋根下地が老朽化することで雨漏りしてしまうのです。
その為、屋根調査や点検、メンテナンスをし防水シートの経年劣化を阻止するのが長持ちさせるのです。
老朽化が進むとやっと下地の木材にまで被害が進みます。
その為、屋根の定期的なメンテナンスや点検をおすすめします。
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