こんにちは、街の屋根やさん滋賀大津店の田中一成です。
最近、災害後などを狙った悪質な工事や過剰請求のニュースを耳にします。
お住まいのことで不安なことがあれば、小さなことでも構いません。
私たち「街の屋根やさん」は地域に寄り添い、丁寧で分かりやすい説明を心がけています。現場での写真や調査書をもとに最適なご提案をいたします。
現地調査・お見積りは無料です。まずはお気軽にご相談ください。
ご依頼内容
瓦の割れ、漆喰の剥がれを見つけたので点検してほしい。
築年数が経っているが、できるだけ費用を抑えたい。
雨漏りはまだ発生していないが心配、というご相談でした。
漆喰は風雨や紫外線の影響で徐々に硬化・ひび割れを起こし、接着力が落ちます(一般的に漆喰の耐用年数は約15〜20年と言われます)。
瓦は経年での凍害や落下物、積雪の影響などで割れや欠けが発生します。
棟の葺き土や下地の流出が起きると瓦のズレや棟の崩れリスクが高まります。
※今回は下地(葺き土・瓦の固定状態)に深刻な劣化は見られず、詰め直し工事で対処可能と判断しました。
今回の工事内容(提案)
割れた瓦の交換補修
棟漆喰の既存撤去と詰め直し(新規漆喰材での施工)
棟廻りの固定チェック・必要箇所の補強
最終点検と清掃
地域:滋賀県甲賀市
築年数:42年
建物:木造2階建て(切妻屋根)
屋根材:陶器瓦(日本瓦)
主な劣化:瓦割れ、棟漆喰の剥がれ、漆喰の風化
漆喰は瓦どうしのすき間を埋め、棟瓦を固定する“のり”のような役割をしています。長い間風や雨を受けるとポロポロと落ちてしまいます。
瓦が割れると、その部分から雨が入り込む可能性が高くなります。屋根の下にある防水シート(ルーフィング)が最後の砦ですが、防水シートも寿命があり、放置すると雨漏りに繋がります。
経年劣化(紫外線・風雨)
説明:長年の雨・風・紫外線で漆喰や瓦の表面が劣化します。
影響:漆喰の剥離、瓦の表面欠けや吸水増加→割れやすくなる。
注意:15〜20年を目安に漆喰の点検を。
凍害・凍結融解
説明:冬季の凍結と融解の繰り返しで瓦内部にヒビが入りやすい。
影響:小さなヒビがやがて割れに発展、雨水侵入の経路に。
注意:冬季後の点検をおすすめします。
下地の流出や施工時の摩耗
説明:棟の葺き土が流出すると棟瓦が不安定になります。以前の施工が十分でない場合も同様の問題が発生します。
影響:棟のズレや崩れ、漆喰が剥がれやすくなる。
注意:棟瓦の動きが無いか、葺き土の流出が無いか確認を。
雨漏りによる内部木部の腐食
断熱性能低下・カビの発生
地震時に棟瓦が崩れるリスク増大
信頼できる業者選び:突然の訪問販売やあまりにも安い見積りは要注意。複数社の見積りを比較してください。
工事内容の明確化:写真付きの現地調査報告、施工範囲、使用材料、保証内容を必ず確認。
天候と工程管理:雨天時の施工は避け、施工日程と養生計画を確認してもらう。
近隣配慮:瓦の落下や作業音、足場による通行の影響について事前に近隣説明があるか。
保険・補助金の相談:台風被害など保険適用が見込める場合には申請のサポートが可能か確認を。
足場設置・養生(安全第一。周辺保護)
注意:騒音や飛散に注意し、近隣に配慮して作業開始。
現地点検・写真記録(施工前の証跡)
注意:重要箇所は必ず写真で残します。
既存漆喰の撤去・割れ瓦の取り外し
注意:下地の状態を確認し、必要に応じて下地補修を行います。
瓦の交換・棟の固定補強
注意:瓦の同色・同形状がない場合は近い色合わせで交換。
漆喰の詰め直し(新規施工)
注意:十分な施工厚で詰め、乾燥管理を行います。
清掃・最終点検・写真提出
注意:お客様へ施工箇所の説明と写真提出、保証内容の説明を行います。
漆喰(しっくい):耐用年数の目安は約15〜20年。症状が出始めたら早めの点検を。
陶器瓦(日本瓦):瓦自体は耐久性が高く50年以上持つ場合もありますが、割れやすい部分は個別に交換が必要。
防水シート(ルーフィング):一般的に10〜20年で劣化が進む(素材による)。屋根材の下にあるため、点検での確認が重要。
目視点検:年1回(落ち葉・雨樋の詰まりなど含む)
専門家による屋根点検:5年ごと、または台風・大雪後
漆喰や棟部に亀裂・剥がれが見られたら早めに専門業者へ相談
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